敏感肌だし、うまくやれるか不安でトラブルが悪化するのも怖い。
よく失敗するとも聞くから成功するためのコツも知りたい!
こんなお悩みを解決します。
本記事の内容
それでもうまくいかない場合、原因かもしれないこと6つ
本記事の信頼性
自分の肌にまともに使えるシャンプー剤が無いなか、知識の習得と試行錯誤を繰り返しかれこれ3~4年続けてきました。
元々湯シャンに向いた髪質等ではないため、私のやり方は多くの方にとって成功しやすいものではないかと考えています。
私の日々の実験と結果をもとにしたやり方と、成功するためのコツを全てお伝えします。
それでもダメだった方のためにどうすればいいのかも書いてありますので是非読んでみてください。
初めての方はまず基本のやり方でやってみてください。
やったけれど、ダメだった方は、記事の最後『それでも、うまくいかない場合、原因かもしれないこと6つ』を見てみてください。
うまくいかない原因のおおよその検討がつくのではないかと思います。
それでは、前置きはこの辺にして
基本のやり方をしっかりお伝えしつつ、成功させるために抑えるべきポイントもご紹介していきます!
かなりしっかり目にお伝えするので、長めの記事となっています。
この記事は、他のサイト様のものより細かく、口うるさいかもしれませんが、条件的に失敗しやすい方でも成功体験を得てほしいという一念で詳細に記してあります。
成功したなら、この記事より徹底してやる必要はありません。ゆるめにシフトしていって頂くことを想定した内容となっています。
基本の湯シャンのやり方
一般的に広く伝わっている湯シャンのベーシックなやり方をご紹介しつつ、具体的な方法をレクチャーします。
各工程ごとにコツや、敏感肌のトラブルを防ぐための方法も解説していきます。
まずは湯シャンをする前に、以下の2点だけは確認して下さい。
カラーリングしてる人は湯シャンは保留して
髪がアルカリ性に傾き、傷みがちな状態になっています。
PHを元の状態に戻していく必要があるため、湯シャンより低刺激のシャンプーとコンディショナー、トリートメント剤で落ち着かせた方が良いです。
しばらくして傷みが回復してきたら、湯シャンにトライしてみてください。
その場合もトリートメントだけはやった方がいいかもしれません。
トリートメント剤のビルドアップ(成分の蓄積によるゴワゴワ感)も心配ですので、シャンプーも必要になるかもしれません。
いずれにしろ、難易度が上がってしまう事は確かです。
スタイリング剤を使ってる人は落とせばOK
ワックスやシリコーンオイル入りのヘアオイル、ヘアクリーム等を使っている場合はお湯だけでは落ちないので先に髪の毛だけをシャンプーして付着しているものを落としてください。頭皮には付けないものだと思うので、頭皮はシャンプーしなくて大丈夫です。
シャンプーはいつも使っているもので構いません。
どれがいいかなぁ、と迷ってしまう方は髪に余計な成分を残さず落とすことに特化したシャンプー剤もあります。
こちらは敏感肌の方にもおすすめできます。
湯シャンの手順(30分)
所要時間 30分 髪をブラッシングするのに3分 くせ毛、毛量多め、ロングヘア の方が一番時間かかりますがその方でこれくらいです。
髪を洗うのに10分
タオルドライ~ドライヤーまで15分程度
(湿度、髪の長さなどで10分前後の違いが出ます)
お湯の温度は38度前後にしましょう。
高すぎるお湯は脱脂力が強く、頭皮トラブルを起こしかねない為です。湯シャンは多くのお湯を使うので通常より多くの皮脂を肌から奪います。
温度を低くする分には問題ありません。
汚れ落ち強めの洗顔フォームやボディソープを使っている方はいつもより乾燥してしまう恐れもあります。
敏感肌の方はそれだけでトラブルが発生するかもしれませんので先に湯シャンを済ませてからお肌の状態を見て身体の洗浄力を加減するようにしてみてください。
もちろん、湯シャンのお湯だけで身体がカピカピになる事はそんなにないのではないかと思いますで安心してください。
step
1ヘアブラシで髪をよくブラッシングする(3分)
step
2予洗いをしてお湯を頭皮になじませる(2分)
step
3指の腹でまんべんなく頭皮をマッサージしていく(3分)
step
4シャワーで丁寧に頭皮と髪の汚れを洗い流す(3~4分)
step
5すぐにタオルで水分を吸い取り、ドライヤーで根元から完全に乾かす(10分~15分)
それでは各工程を具体的に解説します。
1:ヘアブラシで髪をよくブラッシングする(2分)
地味ですが、たいへん重要な工程です。
3つの効果が見込めます。
・絡まった髪をほどいて汚れを落としやすくする
・軽い埃などの汚れを事前に落とせる
・頭皮にある油が髪に広がるため頭皮自体のべたつきを多少軽減し汚れを拡散してお湯で落としやすくする
ブラッシングのやり方
- 地肌~毛先にかけてブラシを下ろす通常のやり方のブラッシングを行う
- 頭を洗う時のように下を向いて地肌~毛先にむけブラッシングを行う
- 脂っぽさを感じる部分を中心に何度もブラシを通す
髪同士が離れてふわりと浮き上がり、汚れが落ちやすくなります。
ロングヘアの方はいちばん最初に毛先から根元にかけて少しずつ髪の絡まりを解くようにブラシをかけてください。
いずれの場合も頭皮はあまり強く摩擦しないように気を付けてください(傷めます)。
何よりも大事なのは、お手入れのしやすいブラシを使う事です。
日が経つにつれ脂と埃などの混ざった汚れが付着していきますので衛生面においてもご家族共用のものとは別に湯シャン用のブラシを用意するのが良いと思います。
おすすめは獣毛ブラシですがお手持ちのものでも大丈夫です。
普段されているやり方よりも相当しっかり梳かすため静電気による摩擦で髪が傷みやすくはなるので、気になる方はブラシを獣毛ブラシに変えてみてください。
こしがあり、密に植毛された柔らかめの豚毛ブラシがおススメです。
いろいろな方向、角度から梳かしましょう。
頭を下げた状態でブラッシングすると汚れ落ちがかなり良くなります。
敏感肌の方は梳かした髪の毛で肌を刺激することのないよう、なるべく顔にかからないようにブラッシングするように心掛けてみてください。
敏感肌の方は
ブラシの洗浄をこまめに(出来れば毎回)行うこと
専用のブラシをかならず用意するのがトラブルの悪化を防ぐために必要です。
この場合は洗いやすいプラスティック製のものがおススメ。
洗浄を怠ると、汚れが再度髪や肌に戻ってしまい、かゆみが出たりします。
ブラシの洗浄はプラスティックのものは使い慣れたお手持ちのシャンプーなどで洗ってもOKですが獣毛は強い洗浄剤や石鹸で洗うと傷みやすいので気を付けましょう。
獣毛ブラシ、静電気が発生しにくいのでいいんですよね!でも洗いにくい・・・
いずれも、毎日の洗浄がおすすめです。
2:予洗いをしてお湯を頭皮になじませる(2分)
本番の洗髪の前に大まかな汚れを落とす行為を予洗いといいます。できたら、髪の毛を濡らす前に湯船にしっかり浸かりましょう。汗や温かさで毛穴が開き、汚れが落ちやすくなります。
シャワーのみでも大体大丈夫ではありますが、お湯に頭ごと浸すのと、ただ掛けるだけでは落ち方が全然違うんですよね。
掛けるだけの場合でも混合肌や脂性肌、ロングヘアや毛量の多い方はお湯をしっかりなじませた方がいいです。
ちなみに、ブラッシングはお湯につかる前のほうが良いです。濡れた髪にブラシをあてると滑りが悪いうえ摩擦で髪を傷めますので。。。(絶対にダメではないです)
慣れてきたら恐らく多少省略することになる工程です。
予洗いのやり方
- 桶にお湯をため、頭ごと入れて軽くマッサージしながら指の腹で軽く梳く(汚れが浮き流れる)
- 桶に入らない首筋などの部分はシャワーをしっかりあてて指の腹でマッサージ 水流は強めで
- 汚れが多い部分は指で触ると分かるので、把握しておきましょう(本洗いがラクになります)
シャワーの場合は、頭を下げた状態で地肌にしっかりお湯が当たり、いきわたるようにしてください。
ロングヘアの方は手を使って下から髪の毛のシャワーヘッドを潜らせるようにしてしっかりお湯を当てると効果的です。
頭皮を温め、髪をほぐすイメージで優しくやってみてください。
敏感肌の人は
特に乾燥肌・敏感肌の方はお湯の温度を上げすぎないようご注意ください。皮脂が取れすぎるようなら温度をグッと下げてください。逆に脂性肌の方は温度が低いと脱脂力が落ち、脂が落ちきれずにトラブルになる場合があるので38度くらいがいいかと思います。
3:指の腹でまんべんなく頭皮をマッサージしていく(3分)
3と4の工程がメインでたいへん重要です。この工程をていねいにやると汚れがよく落ちます。
3分って意外と長くてめんどくさくなりがちなのですが、手を抜くと分かりやすく汚れが取れないので頑張りましょう!
マッサージの仕方
- シャワーヘッドを地肌近くに当て手の指の腹で地肌と髪の根元の汚れをマッサージしながら洗い流す
- 髪を持ち上げつつ指でマッサージしながらシャワーを色んな方向からかけていくと良い
- 少しずつ頭皮を移動しながらまんべんなく洗う
往復しながらしっかり流す
毛量の多い方はとくに念入りに。髪の毛が密に生えている為、汚れが落ちにくいです。
頭頂部、耳の後ろ、おでこの生え際、首に近い部分は汚れがたまりやすくべたべたしがちです。念入りにやりましょう。
お湯の出は少し強めにするのがポイントです。マッサージするとき、変に力を掛け過ぎないよう優しく行って下さい。
圧をかけすぎたり、摩擦を掛け過ぎると頭皮が痛みます。爪を立てるのはNGです。
気が付くと強めにやってしまうなぁ、なんて方はシリコンのシャンプーブラシを使うと力が入りすぎず効果的です。
敏感肌の方は 敏感肌の方は髪の毛の触れるフェイスラインが刺激を生じやすいです。次の4の工程も含めて、しっかり洗い流しましょう。
耳の後ろですが、髪を乾かした後この部分がかゆくなるようなら、洗浄力の弱いシャンプーかボディソープで耳の後ろを軽く洗うと落ち着くことがあります。
試してみてください。
4:シャワーで丁寧に頭皮と髪の汚れを洗い流す(3~4分)
時間をかけてシャワーで汚れを洗い流します。お湯の温度は先ほどと同じ38度位です。3~4分はとても長いですが、出来るだけしっかりと洗って下さい。
もどかしくなったりするかもしれませんが、もうすぐ終わりです。がんばりましょう!
(慣れてきたら3と4はいっしょくたになりがちですが、最初は分けて考えてこなしていきましょう)
シャワーの仕方 地肌は丁寧にマッサージしながらを心掛けてください。しっかり洗えるとすっきりした感じになりますのでそうなれば終了です。
頭頂部、耳の後ろ、おでこの生え際、首に近い部分は特に良く洗いましょう
髪に移動した皮脂も残さず洗えるように指でよく梳くこと
地肌が乾燥してフケが出ていたりするときはやりすぎず、少し短めにしてもいいと思います。
少し強めの水流で、しっかりと洗って下さい。水流が弱いとべたつきやすくなります。
髪を根元から毛先に掛けて手で梳くように洗うと汚れが落ちやすくなるのでやってみてください。
おおまかに済んだところでいったん手を止め、痒い所や気になる所を確認しながら仕上げ流しをすると全体的にスッキリと完了します。
敏感肌の方は
頭から流れた汚れは体を通り流れていきます。湯シャン後、首筋がかゆくなったりと頭周りに刺激を感じたら、身体もしっかりとお湯またはボディーソープで洗い流してください。
お化粧、日焼け止めやスタイリング剤を使っていた場合は頭皮の皮脂と交じり合ってか、痒くなることが多いです。
シャンプー剤を使っていると、知らない間にこういった日焼け止め等はある程度洗い流されてしまうものですが、湯シャンだとしっかり体に残ってしまいます。
5:すぐにタオルで水分を吸い取り、ドライヤーで根元から完全に乾かす(10分~15分)
最後は仕上げの工程、タオルドライとドライヤーです。
できるだけ、4のあとすぐに行って下さい。その方がサラサラに仕上がります。菌の繁殖を防ぐためにも完全に乾かしてしまいましょう。
乾かし方 髪に水が付いた状態は、水のミネラル分と頭皮の油脂が合わさり汚れになってしまいやすいので、なるべく急いで水を飛ばしましょう。特に脂性肌、癖毛、毛量の多い方は頑張ってください。仕上がりが変わりますよ。
こするのではなく、挟むと傷みにくい
地肌にもタオルをあてて水分を取る
生乾きは臭いとべたつきの原因
ちなみに軟水で洗う場合は、濡れたままでも汚れができにくいので急がなくても大丈夫です。
吸水性の良いタオルを使うと効果的です。ドライヤーは風量の多いものの方がいいです。温風と冷風を交互に当てるのはキューティクルを締める効果を狙ったものです。うまくいくとツヤが出ます。湯シャンに成功した髪は程よくしっとりしていて、頭も適度なうるおいがあります。もちろん髪の指どおりはするするとしています。失敗すると髪の根元を中心にべた付いてしまいます。
敏感肌の方
ドライヤーの際、髪が顔周りに当たると刺激を感じることがあります。(通常湯シャンじゃなくても刺激を感じる方は湯シャンでも感じやすいです)
最後にぬるま湯で顔を洗うか、顔に髪が掛からないよう工夫してみてください。
べたつきが気になる場合
いきなり湯シャンを始めてすぐ成功する、というケースは少ないと思います。初日で結論を出さず、数日は続けてみてください。
そしてまず、1の最初のブラッシング、3、4のシャワーしながらマッサージの時間を増やしてみてください。
お湯の温度を1~2度上げてみるのもいいかもしれません。(これでスッキリするようなら1(ブラッシング)と3(流しながらマッサージ)が足りていないかもしれません)
意外と5の(すぐタオルドライ)も、出来ていないことが多いです。ドライヤーで生乾きにしてしまうのもベタベタが酷くなります。
私の場合はタオルドライしてから5分以内にドライヤーで乾かし始めればOKですが、10分とか放置してしまうと、ベタっとして嫌な感じになってしまいます。
できてないかな?と思った場合は徹底してやってみてください。
それでもダメだった場合は、以下の状況を確認し、改善を試みてみましょう。
それでも、うまくいかない場合、原因かもしれないこと6つ
落ち込むかもしれませんが、大丈夫です。改善策はあります。
湯シャンで失敗するポイントを絞って幾つか書きますので、心当たりがありそうなことから改善していってみてください。
別記事で詳しくご紹介します!
多少根気は必要かもしれませんが、いまより状況は良くなりますので諦めずにがんばってみてください!
まず、失敗しやすい条件の方というのは存在します。あなたがそれに当てはまっているかどうかから見てみてください。
湯シャンが成功しやすい方は短髪、ストレート、髪量が少ない方に多いです。
ショートからロングまで湯シャンを試しましたが、ショートで洗った時は本当にラクでしたし、適当にやっていてもロングの時ほどベタベタになったりしませんでした。ですから、もしかしたら男性は成功しやすい方が多いのではないかと推測しています。
問題は、皮脂が多かったり少なすぎたりする男性、以下のような髪質の女性です。(私はまさにこれに当てはまります)
ロングヘアの方や毛量の多い方、癖毛の方、脂性肌の方、乾燥肌の方は失敗する傾向が強いです。
くわえて、以下の6つの条件によっても湯シャンが成功しません。
まず、ご自分の髪質を具体的に確認したあと、以下のリストを読んで当てはまるものを改善していきましょう。そうすれば今よりももっと結果が良くなるはずです。
湯シャンを失敗させる悪いヤツ
①湯シャン直前まで使っていたシャンプーの界面活性剤(洗浄力)が強い、トリートメント剤の髪への残留が多い
②お風呂のお湯の水質(主に硬度)
③髪質&ヘアカラー、スタイリング剤などの使用歴
④肌質(脂性肌・乾燥肌)※アトピーの方も厳しいかもしれません
⑤季節
⑥最近の食生活・生活習慣(睡眠)
湯シャンを失敗させる悪いヤツ、の6条件はパッと見どれに当てはまっているのか分かりにくいかもしれません。
順番に消去法で潰して行きましょう。残った悪条件を改善すればよいだけです。
失敗の原因の特定と具体的な改善の方法については別の記事で詳しく解説していきます!
条件によっては(水質など)改善するのが大変なケースもあります。
「そこまで頑張れないな~」という時は、湯シャンをやる理由にもよりますがシャンプー剤を可能な限り低刺激なものに変えてみたり、シャンプーでの洗い方を工夫してみるなどの方法もあります。ご自分の状況に合わせてやり方を変えて行けばいいだけです。
そのための判断材料をできるだけ詳しくお伝えするために改めて記事を作成する予定です。